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「岩国れんこん」について

広中食品のれんこんブログ
「岩国れんこん」について

れんこんとは
れんこんは蓮(はす)の地下茎が肥大したもので、食用にしているのは日本や中国などごくわずかな国に限られています。
日本では”穴が多く空いている”ことから「見通しが良い」とされ、昔から縁起物としておせち料理などお祝い事に多く用いられてきました。
れんこんには「ビタミンC」「ビタミンB12」「ミネラル」「食物繊維」「タンニン」「レクチン」など、 たくさんの栄養素が含まれ 栄養バランスに優れた淡色野菜です。
またヒスタミンなどの発生を抑える働きや抗酸化作用を持つ「ポリフェノール」を多く含むことから、花粉症対策としても注目されている食品です。

また、れんこん圃場はパイプライン方式を導入し、清流 錦川の水を各圃場に必要に応じて供給でき、家庭排水等の汚水は一切混入しないきれいな圃場です。

蓮根畑

【れんこんの栄養素(根茎・生/100gあたり)】

栄養素
含有量
説明
たんぱく質
1.9g
三大栄養素の一つ。
筋肉や臓器などを構成する、生きていくのに欠かせない栄養素。
ビタミンC
48mg
コラーゲンの合成を助け、鉄の吸収を高める。抗酸化作用がある。
100gあたりのビタミンC含有量は、レモン果汁とほぼ同じ。
カリウム
440mg
通常の食事でも不足する心配はないが、汗をかきやすい夏場は多く摂るようにする。
食物繊維総量
2g
排便を促す。便秘が続くと、体内に有毒物質がたまり、様々な病気のもととなる可能性がある。
0.5mg
血液中のヘモグロビンの成分となり、体内に酸素を運ぶ。
たんぱく質やビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まる。


岩国れんこんの歴史
れんこんはアジア熱帯からオーストラリア一帯の原産とされ、栽培の発祥はインドと考えられています。
日本への伝来時期は諸説があり、栽培としては承和14年(847)に慈覚大師が唐から持ち帰り、それが寺院を通して各地に広まったとされています。
「岩国れんこん」は、19世紀初め(享和年間)に岩国市愛宕地区の村本三五郎が、当時の藩主吉川侯の命を受け、備中種を持ち帰り、それを市内の門前地区に植えたのが始まりとされています。
「岩国れんこん」の穴が家紋の九曜紋と同じだったので、岩国藩主の吉川侯がたいそう喜んだという逸話もあります。

現在、主に栽培されている「白花種(中国種)」は明治9年に日本に伝えられた品種で、当地には大正6年に導入されました。
昭和30年代末には南岩国駅周辺の愛宕地区が緑一面のれんこんの一大産地となり、昭和40年代には平田地区、東の川下地区、南方の灘、通津地区へと拡大し、栽培面積は300haにもなりました。

岩国れんこんの栽培方法と収穫時期
栽培には大量の水が必要で、病気を防ぐために収穫期にもほ場に水を溜めておくことが重要です。
栽培法には「種バスを掘り取り、植え付ける方法」と、前年のれんこんを残して種バスとして利用する「残し掘り法」があります。
普通栽培では4月に植付け、9月から翌年の5月上旬まで収穫が続きます。
その中でも品質が最もよいのは冬期と言われています。

岩国れんこんの特徴
山口県岩国市のれんこん収穫量は、茨城県・徳島県・愛知県に次いで全国第4位です(平成18年度)。
「岩国れんこん」は晩生種で、15度以上の生育適温が長く続く必要があります。
初期の生育は緩慢で、高温になると急速に生育が進みます。
葉柄は太く長く、葉ははすの中では最も大きく台風などの風害を受けやすくなります。
花数は少ないですが大きく、花弁は外側の3〜4枚は淡緑色で、内側のものはすべて純白です。
地下茎の枝分かれは比較的少なく、節間の長いものが浅く分布しています。肥大根茎(蓮根)の表皮は白く、斑点も少なく、肌はきれいです。
また太りが良くて大型で厚く、肉質は粉質でやわらかく歯切れがよく、折ると長く糸を引くのが特徴です。味が淡白でクセがないので、酢の物・あえ物・寿司のたね・煮物・炊き込みご飯・揚げ物等の様々な料理に利用されています。

特に、岩国代表料理の「岩国寿司」にはなくてはならない食材であり、地元に定着しています。
伝統的な料理のほか、若い世代向けに「れんこんハンバーグ 」など、新しいレシピも開発されています。

※参考文献「やまぐちに伝わる野菜と果樹」(山口農業試験場)

れんこんキャラ:はーすちゃん

 

れんこん体験掘りツアー
岩国れんこん生産者の会では9月〜10月の間、生協組合員様を対象にれんこんの体験掘りや工場見学を受け入れています。
実際に圃場に入り、土の中でのれんこんの姿を見たり、収穫作業を体験、工場での作業風景を見学される等皆さんとても熱心に参加されます。


収穫作業風景
れんこん体験掘りツアー